今週は3歳牡馬クラシックのダービーです!
皐月賞組が上位拮抗の人気でそれ以下の4番人気以降は離れた人気。
まずこの上位3頭の中で不安のある馬を見つけられるかが最大の鍵でしょう。
過去掲載予想成績一覧
展開予想
枠順確定前ですが、過去ラップとメンバーからある程度の目安を付けていきます。
過去傾向
近5年の傾向をまとめていきます。
日付 | 状 | ラップタイム | 前5F | 後5F | 前3F | 後3F |
---|---|---|---|---|---|---|
2014 | 良 | 12.5-10.6-11.8-12.2-12.5-12.1-12.7-13.6-12.2-11.6-11.1-11.7 | 59.6 | 60.2 | 34.9 | 34.4 |
2015 | 良 | 12.7-10.9-11.8-11.7-11.7-12.5-12.5-12.4-12.4-11.9-11.0-11.7 | 58.8 | 59.4 | 35.4 | 34.6 |
2016 | 良 | 12.6-11.1-11.9-12.1-12.3-12.9-13.1-11.8-12.0-11.6-11.0-11.6 | 60.0 | 58.0 | 35.6 | 34.2 |
2017 | 良 | 13.0-11.2-12.9-12.8-13.3-12.5-12.1-12.6-12.7-11.5-10.9-11.4 | 63.2 | 59.1 | 37.1 | 33.8 |
2018 | 良 | 12.7-11.0-12.3-12.4-12.4-12.3-12.2-12.0-11.7-11.2-11.2-12.2 | 60.8 | 58.3 | 36.0 | 34.6 |
ペース想定
近年の傾向としてはスローペースからの直線勝負が主流。
中盤が緩む事があり、ある程度前半のポジショニングが重要。
結論:近年スローペース傾向
展開想定
ラスト3F最速も十分想定されるレースですし、ラスト2F最速であってもラスト1Fでそれ程落とさないのでロンスパ適正は必要。
結論:ロンスパ適正必要
メンバーからの展開予想
2番手グループはペースを緩めて直線での力比べでは上位と差があるので、一発狙いで流す可能性があります。
皐月賞上位陣も皐月賞で流れたペースで4着以下を完封していますし、これらもスロー専用ではないのである程度流れる可能性はあると思います。
そうなると距離適性はしっかり問われてくるので、狙うならそこの信頼感は欲しいです。
有力出走馬ラップ分析
サートゥルナーリア
過去レース分析
皐月賞は前後半3F34.8-34.7の平均ペースでラスト4F12.2-11.7-11.6-11.4の加速ラップ締め。
これは基礎スピードの高さもしっかり見せましたし、これを加速ラップで締められるなら距離伸びても問題ないでしょう。
ロンスパ適正に関しても見せたと言っていいでしょう。
ホープフルSは前後半5F62.5-59.1とかなり前半はゆったりした流れ。
ラスト5F11.8-11.8-12.2-11.5-11.8と向こう正面の坂から徐々に加速してコーナーで減速したレース。
最内を回して直線で一瞬前が壁になりながらもブレーキを踏まず一脚出せたのはギアチェンジ面でいいものが見えた。
萩Sは前後半3F36.6-35.5のスローペースでラスト4F12.5-12.4-11.4-11.7で仕掛け所が遅れた瞬発力戦。
ラスト2Fで先頭との差を一気に詰める競馬でここでもギアチェンジはかなり光ったものを見せた。
ラスト2Fで大きく差を詰めているので10秒台に突入する脚は使えていたと思うので瞬発力は評価。
まとめ
ギアチェンジはかなり優れている部類でしょうし、コーナリングも上手いとても器用なタイプの馬。
ロンスパ適正に関しても前走でしっかりと見せて、平均ペースにも対応してきました。
唯一まだ見えていないのはトップスピード。
高い瞬発力を求められたことはなく、その点だけはやや不安があります。
しかし、ポジションは取れますし、ロンスパも対応できるのでトップスピード問われない形にすればいいだけとも言えます。
不安要素はかなり小さい人気馬と言えるでしょう。
ダノンキングリー
過去レース分析
皐月賞は前後半3F34.8-34.7の平均ペースでラスト4F12.2-11.7-11.6-11.4の加速ラップ締め。
上位の中では1頭内を立ち回ってギアチェンジで内から抜け出し。
上位の中では一番恵まれた競馬をしたのはこの馬でしょう。もちろんかなり次元の高い中での話ですが。
共同通信杯は前後半3F37.1-33.3の超スローペースでラスト4F12.0-11.2-11.0-11.1の直線で脚を出し切るレース。
直線で内に進路を取ってラスト2F地点から一気に抜け出しての勝利。後半要素の総合力でアドマイヤマーズに完勝の内容。
ひいらぎ賞は前後半3F34.7-36.1のハイペース。前半は中団で構えてラスト3,4F地点で外から前との差を潰す競馬。
かなりタフな展開を外からねじ伏せているので基礎スピード面も備わっている事がわかる。
新馬戦は前後半3F37.5-34.0の超スローペース。ラスト4F13.1-11.8-11.2-11.0の加速ラップ。
加速ラップではあるものの、ペース、仕掛け所共に遅いですし、最後カレンブーケドールに差される寸前だったこともあり、ロンスパ適正自体はそこまで評価できない。
まとめ
新馬戦と共同通信杯で超スローペースからのギアチェンジとトップスピードを見せての勝利。
ひいらぎ賞では反対にハイペースを外から圧倒する競馬で勝利と正反対の勝ち方をしている。
この事から地力は非常に高いでしょうし、展開の幅が利くのは何よりの強みとなるでしょう。
前走は内を立ち回り抜け出したので、上位の中では一番距離延長への適正は見えていないとも言えます。
完全に上位陣の中で抜けている点は前半要素と瞬発力の高さ。
流れて2400mでどこまでやれるかが焦点ですが、これも勝ち筋はある1頭です。
ヴェロックス
過去レース分析
皐月賞は前後半3F34.8-34.7の平均ペースでラスト4F12.2-11.7-11.6-11.4の加速ラップ締め。
不安視していた基礎スピードの高さも見せましたし、ポジション取れたのはかなり好印象。
若葉Sは前後半3F36.9-35.5のスローペースでラスト4F12.0-11.7-11.6-12.2のロンスパ戦に近いトップスピードを問われなかった競馬。
ラスト3F手前辺りから先頭との差を外から詰めているので、4F戦の競馬をして完勝。
瞬発力面は見えなかったが、ロンスパ適正の高さで勝ち切ったレース。
若駒Sは前後半36.4-34.5のスローペースでラスト4F12.0-11.5-11.4-11.6とここもロンスパ戦。
ここでもコーナーで外から先頭に差を詰めて4角で一気に先頭に立ちそのまま大きく落とさずに押し切り。
東京スポーツ杯2歳Sは前後半3F36.2-34.6のスローペース水準でラスト4F11.6-11.6-11.4-11.6と高速馬場を加味しても明らかなロンスパ戦。
ここは中団に構えての競馬になって外を回した分と直線で寄られる多少の不利はあったにしろ差し切れずに4着止まり。
アガラスと比べるとわかりやすいがやはり瞬発力面は上では通用しない可能性が高い。
最後まで差を詰めているのでロンスパには間違いなく対応したと言えるでしょう。
まとめ
これまではポジションを取った上でロンスパ戦に持ち込んで瞬発力面を問われない形で勝利。
逆にポジション取れずに瞬発力がなければ差し切るには厳しい形になった東京スポーツ杯2歳Sでは差し切れなかった。
この辺からもロンスパ型の馬である事は間違いないでしょう。
基礎スピード面が楽になった距離延長が嵌ったと考えるのが妥当でしょうし、ハナから2400mベストと考えていた馬です。
シュヴァルグランの競馬がある種完成形の馬と考えていて距離適性に関しては上位の中で最も信頼できるでしょう。
まとめ
とりあえず今回は人気馬3頭の分析を行いました。
どれも好走ポイントがありますが、この中で重い印を打つならばこれかなという馬を選びました!
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